今年8月にロイス・ランバース連邦判事(Royce Lamberth)が、国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)が胚性幹細胞研究に対して助成金を給付したことは、同研究助成を制限した1996年のディッキー・ウィッカー改正(Dickey-Wicker Amendment)に違反するとして、助成金を停止するよう差し止め命令を出した(その後、控訴裁判決が出るまで保留処分が決定)件で、控訴裁判所における審理が始まった。12月6日には原告・被告側双方の陳述が行われ、原告側の弁護士は、ヒト胚が損傷あるいは破壊される幹細胞研究への連邦助成は違法であり中止すべきであると主張した。一方で、司法省(Justice Department)の弁護士は、政府は胚の破壊に助成金を給付しているわけでなく、研究に使用されている幹細胞株は政府の外部で作られたものであることから、助成は合法であると反論した。
Bloomberg Businessweek “U.S. Stem-Cell Research Attacked in Appeals Court” (12/06/10)