GAO、海水からの重要鉱物抽出について報告
政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は7月22日、「科学技術スポットライト:海水からの重要鉱物抽出(Science & Tech Spotlight: Critical Minerals from Seawater)」と題する報告書を発表した。米国は、マグネシウムやリチウムなどの重要鉱物の多くを海外に依存しており、その中には敵対国も含まれる。戦争や禁輸などによって米国の製造やエネルギー生産、国防産業基盤などの産業に深刻な影響が及ぶ可能性があり、国内資源の開発はこうしたリスクを軽減する一助となる。GAOによれば、技術の進歩により、海水の淡水化によって残った塩水から重要鉱物を抽出することは可能となっているが、拡張性や経済的実行可能性の実証はまだ行われておらず、政策策定者や業界は、様々な疑問に直面している。このためGAOは、海水淡水化による塩水からの鉱物抽出に関する機会として、①高まる鉱物需要に対応できる、②海外への依存度を低減できる、の2点を挙げている。一方で、課題としては、①海水の淡水化プラントは極めて少ない、②鉱物加工インフラが欠落している、といった点が挙げられている。 Government Accountability Office “Science & Tech Spotlight: Critical Minerals from Seawater” (07/22/25) https://www.gao.gov/products/gao-25-108484