イーロン・マスク氏、異例の金融方策で自身のビジネス帝国を支える

現在44歳のイーロン・マスク氏(Elon Musk)は、リスクへの猛烈な欲求と断固たる自信により、自身のビジネス帝国を世界に類を見ない形で構築してきた。同氏が率いる3社(ソーラーシティ(SolarCity)、スペースX(SpaceX)、テスラ・モーターズ(Tesla Motors Inc.))の価値は、合計で約500億ドルに達する。マスク氏による自身の企業への金銭的支援も、本人と同様、異例の形となっている。ソーラーシティが発行する「ソーラー債」をスペースX社が大口購入した他、ソーラーシティ社とテスラ社が資本を必要とした際に、自身の個人クレジットライン(信用与信枠)を使って4億7,500万ドルを拠出した。マスク氏のビジネス帝国をめぐる金融取引は議会で懸念を引き起こしており、中には「連邦契約によってスペースX社に提供された資金がソーラーシティ社の支援に使われているのではないか」と懸念し、こうした動きを阻止しようとする法案が提出されるなどしている(法案はマスク氏にメッセージを送ることを意図したものであり、法制化される見通しはない)。
Wall Street Journal “Elon Musk Supports His Business Empire With Unusual Financial Moves” (4/27/16)