Day: August 10, 2026

テキサス州、データセンター建設停止で計画2割に遅延リスク

ユーティリティ・ダイブ(Utility Dive)は8月6日、テキサス州によるデータセンターへの監査要求に伴う系統接続への一時停止により、全米のデータセンター建設計画の約20%に遅延リスクが生じていると報じた。ブルームバーグNEF(BloombergNEF: BNEF)によると、全米で約49.8ギガワット(GW)分の事業に影響を及ぼし、特に遅延分の60%が人工知能(AI)関連の場合、2027年第1四半期までに最大80億ドルが失われるという。また、同州は2030年までに17GW超への容量拡大が見込むものの、計画約50GWのうち7割超が初期段階にあり影響は避けられないとも指摘した。今回の措置は、テキサス電気信頼性評議会(Electric Reliability Council of Texas: ERCOT)への新規接続申請計474ギガワット(GW)の約90%をデータセンターが占め、ピーク需要の5倍規模に達したことを受けて州知事が監査を指示したもので、新規則策定の間、最長1年間新設停止を決めたニューヨーク州に続く動きとなる。 Utility Dive “Texas data center pause puts 20% of US pipeline at risk of delay: BNEF” (08/06/26) https://www.utilitydive.com/news/texas-data-center-pause-puts-us-pipeline-risk-of-delay-bnef/827185/

2026年上半期の蓄電池容量、約52GWに到達

エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)は8月7日、国内の系統用蓄電池容量が過去3年間で年平均70%拡大したと発表した。最新の月次発電所在庫データによると、2026年上半期に8.3ギガワット(GW)が追加され、総容量は52GW近くに達した。発電事業者らは今後2年半でさらに54GWの追加を計画しており、2026年後半には14GWが稼働する見込みである。さらに2027年には26GW、2028年には14GWを追加する計画で、特に太陽光発電所との併設が進んでいる。電力卸売価格が安い時に蓄電し、価格が高い時に電力を放出することで利益確保する構造で、今年11月に拡張予定のベルフィールド太陽光・蓄電施設は、500MWの太陽光とカリフォルニア独立系統運用機関(California Independent System Operator: CAISO)向けに500MWを併設する全米最大級の蓄電施設となる見通しである。こうした併設型では、フロリダ州のマナティー太陽光発電施設が2021年に、ネバダ州のジェミニ太陽光発電ハイブリッド施設が2024年に稼動開始している。 EIA “Battery storage capacity averaged 70% growth over the last three years” (08/07/26) https://www.eia.gov/todayinenergy/detail.php?id=67925