原子力発電所の閉鎖は気候対策努力の数年分の後退につながる
現在、米国内にある原発の多くは、安価な天然ガスとの競争を強いられ、深刻な財政問題に直面しており、近い将来に国内の原発の半分以上が閉鎖する可能性があると言われ、懸念が高まっている。理想的には、原子炉が60年というライフスパンを通じて炭素ゼロのエネルギーを生成し続けることが望ましいが、安価な天然ガスとの厳しい競争から、早期に閉鎖される原発が増えている。米国では、2013年以来、6つの原子炉が失われ、6つの原子炉が閉鎖寸前となった。原発を運用し続けることは新たな再生可能エネルギーを構築するより高価であるとの意見もみられるものの、事態はそれほどシンプルではない。原発を閉鎖することで、ゼロ炭素発電に向けた過去の取り組みは後退すると予測され、具体的に、2030年までに原発の20%(予測より少ない)が閉鎖しただけでも、クリーン・エネルギー成長の取り組みは4.5年分後退すると考えられる。 Third Way “Nuclear Closures Undo Years’ Worth of Climate Progress” (April 2018)