LLNL、産業界と連携し次世代原子炉燃料の開発を推進

ローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory: LLNL)は8月26日、マイクロ炉スタートアップのアンペラ社(AMPERA)と提携し、次世代原子炉向けの高耐久性燃料の製造に向け、共同事業を開始したと発表した。高温や高照射など厳しい条件下で稼働する先端原子炉用三重被覆層粒子(TRi-structural ISOtropic: TRISO)燃料の原料となるトリウム粒子の製造が目的で、LLNL独自の開発技術を活用し、従来手法では困難だった高精度な球状金属粒子の量産実現に向けて取り組む。資源量が豊富なトリウムは廃棄物発生量が少なく、兵器化が難しいなどの利点があり、基幹系統に依存しない独立電源として期待される小型モジュール炉(Small modular reactor: SMR)向け燃料としての活用が期待されている。特に孤立地域や軍事施設、工業用地などへSMRを通じた安定電力供給を想定し、トリウム供給網確保に向け技術の早期商用化を図るとし、こうした取り組みを通じて、国内エネルギー安全保障の強化に向けて取り組んでいく構えを示した。

LLNL “LLNL partners with industry to advance next-generation reactor fuel” (08/26/26)
https://www.llnl.gov/article/54871/llnl-partners-industry-advance-next-generation-reactor-fuel