SMR・マイクロ炉の開発が加速 EIA報告

エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)は4月27日、小型モジュール炉(Small Modular Reactor: SMR)及びマイクロ炉に関する調査報告書を発表した。現在、国内では約98ギガワット(GW)の原子力発電設備が稼働しているが、建設コストの高騰や長期に亘る許認可手続きが障壁となり、新規建設は過去数十年間ほとんど行われていない。この対応に向け、主要部品を工場で組み立て現場に導入する300メガワット(MW)以下のSMR開発が進められ、軽水炉、高温ガス炉、溶融塩炉、ナトリウム冷却炉に加え、一部設計では従来の低濃縮ウランより濃縮度の高いHALEU燃料を使用するなど、効率向上や使用済み燃料の削減を図る取り組みも行われている。政府支援も拡大し、エネルギー省(Department of Energy)によるSMR開発促進向け9億ドルの連邦資金再公募に加え、陸軍のマイクロ炉建設計画、また空軍のアラスカ州空軍基地のナトリウム冷却オーロラ炉設置プロジェクトでは2027年までに1〜5MWの電力供給を目指す計画が進んでいる。

EIA “Small modular reactors and microreactors under development in the United States” (04/27/26)
https://www.eia.gov/todayinenergy/detail.php?id=67584