サウスカロライナ州のユーティリティ企業、新原子炉の建設プロジェクトを中断

7月31日、サウスカロライナ州の2つのユーティリティ企業が、原子炉2基の建設プロジェクトを中断したことは、原子力エネルギー業界の復活を希望する者にとっては新たな打撃となった。計画されていた原子炉は、かつては原子力エネルギーの新時代を示す最新の設計と期待されていたものである。プロジェクトは、予算の大幅超過、電力需要の停滞、安価な天然ガス発電や再生可能資源による競争、筆頭契約企業でAP1000原子炉の設計企業であるウェスチングハウス・エレクトリック社(Westinghouse Electric)の倒産といった課題を抱えていた。原子力発電所は、気候変動政策の一環として連邦政府が炭素税を課せば、より実現可能性が高いとされていたが、現在その見通しは低いといわれている。最近は、老朽化や再生可能及び天然ガス発電による競争の結果、5つの原子力発電所が閉鎖している。
Washington Post “S.C. utilities halt work on new nuclear reactors, dimming the prospects for a nuclear energy revival” (7/31/17)