アリゾナ州立大学の社会ナノテクノロジーセンター(Center for Nanotechnology in Society at Arizona State University:CNS-ASU)の支援を受けて行われた調査(12月2日にネイチャー誌のオンライン版で発表)によれば、当初は国家経済競争力の要として考えられていたナノテク研究では、国を超えて行われる共同研究が増しつつあるという。2008年8月から2009年7月に世界で発表された9万1,000件以上の出版物を分析した結果、そのうち23%が2カ国以上の研究者による共同論文となっていたという。論文を最も多く出版しているのは米国と中国の研究者で、互いに相手国の最大の共同執筆者となっている。ただし米中の研究者によるナノテクノロジーの出版論文の件数はほぼ同じであるが、初期引用件数による出版物の「質」で見た場合、米国の方が件数が多い。調査の対象となった論文執筆者の出身国は152カ国に上り、米国(23%)、中国(22%)、ドイツと日本(各8%)が上位国となっている。
nanotechwire.com “International Collaboration Boosts Nanotechnology Research” (12/12/10)