米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は8月25日、量子技術の飛躍的進展を目指す8つの研究機関に総額2億9,000万ドル超を投資すると発表した。2020年に始動した取り組み「NSF量子飛躍チャレンジ研究所(NSF Quantum Leap Challenge Institutes)」プログラムを拡張するもので、新規3拠点と継続支援を受ける5拠点に、5年間でそれぞれ約2,800万〜3,700万ドルを交付する。産学官の広範な連携を通じた実用的な量子計算や高精度センサーの開発などに加え、疾病の早期発見を可能にする量子センサーや従来技術では検出が困難な微細かつ未確認特性の精密測定技術などの解明に挑むとし、現行技術を超える量子技術イノベーションを推進する。事業は19州36の高等教育機関やエネルギー省(Department of Energy)傘下の国立研究所や30社以上に及ぶ民間企業が参画する一大プロジェクトで、NSFはこれまでの知見を活用し、集中的に取り組んでいくと意欲を示しており、次世代を担う研究者や学生向け5年間の人材育成プログラムも並行して推進する。
NSF “Eight NSF research institutes to propel U.S. quantum science with $290M investment” (08/25/26)
https://www.nsf.gov/news/eight-nsf-research-institutes-propel-us-quantum-science-290m