Category:その他
NASA、国際宇宙ステーション向けに民間の膨張式モジュールを購入
米国航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration: NASA)の高官は1月11日、ネバダ州の民間宇宙飛行会社、ビゲロー・エアロスペース社(Bigelow Aerospace)から「ビゲロー膨張式活動モジュール(Bigelow Expandable Activity Module: BEAM)」を購入し、1,780万ドルを支払う契約を交わしたことを認めた。BEAMは国際宇宙ステーション(International Space Station)に接続される。BEAMはビゲロー社が2006年と2008年に打ち上げたモジュール、ジェネシス1(Genesis 1)及びジェネシス2(Genesis 2)と同様の物となる見込みであるという。BEAMの打ち上げは、正式なゴーサインが出てから約2年後には軌道上に乗る可能性があり、打ち上げはスペースX社(Space X)或いはオービタル・サイエンス社(Orbital Sciences Corp.)のいずれかによって行われる見込みであるという。 Space.com “NASA Buys Private Inflatable Room for Space Station” (1/11/13)
地球温暖化は米国の日常生活に影響を及ぼすとの報告
政府によって召集された科学者の特別委員会は1月11日、1,146ページに及ぶ「米国気候評価(National Climate Assessment)」の草案を発表した。草案は、気候変動が既に健康や住宅、その他の米国民の日常生活に混乱をもたらしている状況を詳述した上で、「今後こうした混乱は増大するであろう」と警告している。米国気候評価報告書は法律により4年ごとに作成が義務付けられているもので、最初の報告書は2000年に発表された。今回発表された報告書は草案で、今後3ヶ月間パブリック・コメントの受付を行う。今回の草案における気候評価は、これまでに発表されたどの報告書よりも、厳しく確信的な内容となっている。 Seattle Times “Report says warming is changing US daily life” (1/11/13)
農務省、バイオエネルギー研究開発への投資を発表
農務省(U.S. Department of Agriculture: USDA)のトム・ビルサック長官(Tom Vilsack)は1月11日、様々なバイオマス資源から次世代の再生可能エネルギーや高価値バイオベース製品の研究開発を行う取り組みに2,500万ドルを投資すると発表した。投資は、農務省の国立食料・農業研究所(National Institute of Food and Agriculture: NIFA)によるバイオマス研究開発イニシアチブ(Biomass Research and Development Initiative)を通じて行われる。受益するのは、カンザス州立大学(Kansas State University)やオハイオ州立大学(Ohio State University)など4大学・機関で、①原料開発、②バイオ燃料及びバイオベース製品の開発、③バイオ燃料及びバイオ製品開発分析、のいずれかの分野で研究を行う。受益の条件として、研究開発プロジェクトの20%以上をマッチングファンドとして拠出することなどが義務付けられている。 U.S. Department of Agriculture “USDA Announces Investments in Bioenergy Research and Development to Spur New Markets, Innovation, and Unlimited Opportunity in Rural America” (1/11/13)
オバマ大統領、2月12日に一般教書演説
オバマ大統領は、2月12日の上下両院合同本会議で一般教書演説を行う。ジョン・ベイナー下院議長(John Boener、オハイオ州選出共和党)からの書簡による招請を承諾したことで日程が決定した。オバマ大統領による一般教書演説は、連邦政府の債務上限引き上げを巡り、議会と政権の間で新たな厳しい予算交渉が行われる中で実施されることになる。大統領は一般教書演説で、銃規制や移民改革などの法的議題を概説すると予想されているが、債務上限引き上げを含む財政問題が解決するまではこれらの問題は先送りになるとみられる。 Reuters “Obama to deliver state of the union speech February 12” (1/11/13)
海洋酸性化に対する連邦の取り組みは人的影響に重点を置くべきとの勧告
9つの連邦機関が2012年3月に、海洋酸性化問題に関する計画を草案し、本件に関する連邦研究やモニタリング、酸性化の緩和努力に関するガイドラインが確立された。この計画草案の評価を行った米国研究評議会(National Research Council: NRC)は報告書の中で、「海洋酸性化問題に関する連邦の取り組みは、酸性化が人々や経済にどのように影響を及ぼすかについてより重点を置く必要がある」と勧告した。NRCはまた、連邦計画にはより明確なミッションや優先付けされた目標、進展の測定方法を盛り込むよう提案している。 Scientific American “U.S. Effort on Ocean Acidification Needs Focus on Human Impacts” (1/11/13)
ベンチャー2社、エネルギー省の「グリーン・カー融資プログラム」が不正に実施されたとして提訴
電気自動車のベンチャー企業、XP自動車(XP Vehicles)とその姉妹企業であるリムニア社(Limnia)は1月10日、エネルギー省(Department of Energy)を提訴した。両社は、「エネルギー省及びスティーブン・チュウ長官(Steven Chu)は、環境に優しい車の開発促進を目的とした融資プログラムで、政治的に好ましい企業に融資を授与し、これらの企業とその他の企業を連邦助成金を巡る『仕組まれた』競争に巻き込んだ」と主張している。両社は、融資プログラムにおける縁故主義に加え、「エネルギー省が我々の特許技術を連邦助成金を受益した企業と不適切に共有したことを示唆する証拠を有している」と述べた。融資プログラムの助成金の大半はフォード・モーター社(Ford Motor)に提供されているが、受益企業(合計5社)のうち2社の投資家或いはアドバイザーがオバマ大統領への有力献金者・支援者であることから、厳しい目が向けられている。 Washington Post “In lawsuit against Energy Department, two firms claim cronyism in ‘green car’ loan program” (1/10/13)
医学研究所と米国工学アカデミーが「医療データ大学チャレンジ」を発表
医学研究所(Institute of Medicine: IOM)と米国工学アカデミー(National Academy of Engineering: NAE)は、大学生を対象として、医療データを活用して効果的かつ革新的なアプリの開発を競わせる「健康増進のための急速伝播:2013年IOM-NAE医療データ大学チャレンジ(Go Viral to Improve Health: The 2013 IOM-NAE Health Data Collegiate Challenge)」を行うと発表した。チャレンジに参加する大学生は学際チームを組み、厚生省(Department of Health and Human Services: HHS)が提供しているデータや「医療データイニシアチブ(Health Data Initiative: HDI)」の一環として提供されている医療データを用いて、人々のより良い健康につながる双方的アプリやその他のツールの開発に取り組む。同チャレンジは今年で3回目となる。 National Academy of Engineering ” Go Viral to Improve Health: The 2013 IOM-NAE Health Data Collegiate Challenge” (1/7/13)
NIH、最高データ担当官を任命へ
国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)は1月10日、ゲノミクスや画像、電子医療記録などに関連するバイオメディカル研究データの新規かつ大規模な発見の可能性を探るため、専任の副所長(associate director)を新たに任命する計画であると発表した。任命されれば、NIHのデータ科学担当副所長は、ビッグデータの扱い方を専門に担当する数少ない政府上級高官となる。政府は近年、ビッグデータ分析の活用に取り組んでおり、政府間或いは個別の機関で幾つかの試みが行われている。業界団体のテック・アメリカ(TechAmerica)は昨年10月に発表した報告の中で、多くの政府機関で最高データ担当官(chief data officer)を任命すると共に、政府全体でビッグデータの活用の評価を行うために連邦最高データ担当官(federal chief data officer)を任命するよう要請していた。 Nextgov “NIH to appoint chief data official” (1/20/13)
「2012年 最も革新的な企業」報告が発表される
ボストン・コンサルティング・グループ(Boston Consulting Group: BCG)は、「2012年 最も革新的な企業(The Most Innovative Companies 2012)」を発表した。BCGは2004年以来、イノベーションに関する年間調査を行っており、その対象は様々な地域及び業界で1,500人以上の上級幹部に及ぶ。報告書では、企業幹部へのアンケート調査結果を元に、3年間の相対的な株主利益率や売上成長などを加味した形で、最も革新的な企業50社を発表している。今年のリストでは、よく知られた技術イノベーション企業が例年通り多く登場しているものの、それ以外の注目点として、自動車業界や産業製品及び加工といった伝統的業界の企業の台頭や、複合企業の多様化が挙げられる。 Boston Consulting Group “The Most Innovative Companies 2012” (1/10/13)
オバマ大統領首席補佐官の候補は2人に絞られた模様
オバマ大統領は1月10日、首席補佐官(Chief of Staff)であるジェイコブ・ルー氏(Jacob J. Lew)を次期財務長官に指名したことで、次の大統領首席補佐官を探さなくてはいけないという大問題を自ら作り上げたと認めている。次の首席補佐官は、オバマ大統領にとり5人目の首席補佐官となる。関係者によれば、オバマ大統領はここ数週間で、次期首席補佐官の候補を、デニス・マクドノー次席補佐官(国家安全保障担当)(Denis McDonough、deputy national security adviser)と、バイデン副大統領及びアル・ゴア元副大統領の首席補佐官を務めた経験を持つロナルド・クレイン氏(Ronald A. Klain)の2人に絞ったという。 New York Times “Obama’s Chief of Staff Pick Is Said to Be Down to 2” (1/10/13)