コンペティティブ・エンタープライズ研究所(Competitive Enterprise Institute)の上級フェローでトランプ政権移行チームのリーダーの一人であったマイロン・エベル氏(Myron Ebell)によれば、環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)のスコット・プリュット長官(Scott Pruitt)は、主流の気候科学を巡る議論の主導役として、オバマ前政権でエネルギー省(Department of Energy)高官を務めたスティーブ・クーニン氏(Steve Koonin)の起用を検討しているという。物理学者のクーニン氏は現在、ニューヨーク大学(New York University)の都市科学・進展センター(Center for Urban Science and Progress)の所長を務めている。起用が検討されているのは、EPAによる気候科学の「レッド・チーム/ブルー・チーム」レビューの主導役である(レッド・チームは気候科学を批判し、ブルー・チームはそれに反論することで議論する)。クーニン氏は、2009年から2011年までエネルギー省科学担当次官を務めていた。過去には、主流の気候科学を巡る議論の必要性を主張し、ウォールストリート・ジャーナル紙(Wall Street Journal)の論説でレッド・チーム/ブルー・チーム議論を提案したこともある。
Science “Trump EPA eyes former Obama energy official to lead climate science face-off” (7/24/17)