エネルギー省、「ITER融合プロジェクトへの参加は継続すべき」との勧告

フランスで建設が進められている国際熱核融合実験炉(ITER)に米国が参加している件に関して、今般発表されたエネルギー省(Department of Energy)の報告書(議会が昨年12月に作成を義務付け、今週議会へ提出された)によれば、米国はITERへの参加を少なくともあと2年は継続すべきであるという。ただし、そのためには膨大な資金が必要で、2018年には少なくとも2億3,000万ドルが必要であるという。これはエネルギー省の2017年度予算要請より1億500万ドルも多い。報告書は、議会がその予算を認可しなかった場合(その可能性は高い)、米国はITERへの参加を継続すべきか否かについては記述していない。ITERは遅延やコスト面で多くの問題が指摘されているが、エネルギー省の報告書は、「2015年3月に就任した新事務局長の組織改革により、プロジェクト管理は大きく進展している」と述べている。
Science “U.S. should stick with troubled ITER fusion project, secretary of energy recommends” (5/26/16)