NRDC、現行政策により、540GW、7,000億ドルの再エネ損失を示唆

天然資源防衛協議会(Natural Resources Defense Council: NRDC)は8月25日、政府のクリーンエネルギー投資抑制策により最大540ギガワット(GW)の再エネ・蓄電設備が消失するとの調査結果を公表した。今後10年間で7,000億ドルの投資が失われ、1世帯あたりの電気代が年平均230ドル増となる見通しで、新たな関税導入から風力発電の新設中止に伴う補償金支払いなど一連の政策影響を包括的に評価した。大統領による就任18ヵ月以内の電気料金半減公約も、現状は過去最高水準で、特に今期に入り16%上昇したと指摘した。また、老朽化した石炭火力発電所の稼働延長も、追加容量はわずか9GWに過ぎないと指摘し、これに伴う大気汚染の悪化についても触れ、2035年には二酸化炭素(CO2)排出量が倍増すると予測している。データセンター拡大に伴う電力需要が急増する中、NRDCは再エネ税額控除撤廃や関税導入、許認可遅延が影響し、一連の政策が公衆衛生と経済への負担を増大させると懸念を表明している。

NRDC “NRDC Report: How Trump’s Actions Are Hiking Utility Bills and Destroying Investments” (08/25/26)
https://www.nrdc.org/press-releases/nrdc-report-how-trumps-actions-are-hiking-utility-bills-and-destroying-investments
参照記事: Utility Dive “Trump’s energy policy could cost US 540 GW of renewables, says NRDC” (08/26/26)
https://www.utilitydive.com/news/trumps-energy-policy-could-cost-us-540-gw-of-renewables-says-nrdc/828826/