「2017年世界脅威評価」報告書、気候変動は依然安全保障脅威と記述

ダニエル・コーツ国家情報長官(Daniel R. Coats, Director of National Intelligence)は5月11日、2017年の「世界脅威評価(Worldwide Threat Assessment)」を議会へ提出、公表した。それによれば、米国の国家安全保障は、人工知能(AI)とゲノム編集の向上、気候変動の影響、魚の乱獲、生物多様性の損失によって脅かされているという。昨年の脅威リストから抜けたものには、他国によるビッグデータ分析の向上、仮想現実の向上がある。一方、新しいものには、米国半導体業界の進展ペースが鈍化している点と、中国が引き続き自国のチップ能力強化に取り組んでいる点が含まれている。気候変動については、「気候変動が安全保障にもたらす意味合いを評価しているが、気候変動科学に関する判断はしない」としている。これは、「温室効果ガス排出の生成と土地利用を含む人的活動は、過酷な気象に寄与している」とした昨年の文面とは大きく異なっている。
Science “U.S. spy agencies wimp out on science of climate change, but still say it’s a security threat” (5/11/17)