国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory: NREL)の輸送・エネルギー・システム・エンジニア、マテオ・ムラトリ氏(Matteo Muratori)が作成した報告書「非調整型プラグイン式電気自動車の充電が住宅電力需要にもたらす影響(Impact of Uncoordinated Plug-in Electric Vehicle Charging on Residential Power Demand)」が発表された。ムラトリ氏は、「従来、住宅での電力需要に関する研究では、プラグイン式電気自動車(PEV)を考慮していないが、より多くの人がPEVを選択し、自宅で充電をしつつある中、この追加需要は軽視されるべきではない」と指摘している。同氏のコンピューター・シミュレーションによれば、PEVの普及が高水準になった場合でも、家庭での電力需要総計への影響はさほど大きくないが、特定の地域に集中するドライバーがPEVを購入し、自宅に帰ってから再充電を行うという「非調整型PEV充電」が行われると、問題が生じるという。この結果、「このクラスタリング効果によって、配電変圧器でピーク需要の急増が見られ、配電インフラの改良が必要となるかもしれない」と結論づけている。