シンクタンクのグローバル・エネルギー・モニター(Global Energy Monitor: GEM)は8月、データセンター向け国内ガス火力発電計画容量が2026年上半期にほぼ倍増したと発表した。2025年の97 ギガワット(GW)から189 GWに拡大し、開発中の国内ガス火力全体も前回調査比(252GW)から1.5倍増の378GWに達した。うちテキサス州は122GWと全体の3分の1を占め、過去半年で41.4GW増と世界最速ペースでの増加となった。国内で建設中の発電総容量も中国(24GW)の2倍となる76%増の52GWに達し、世界最大となった。一方でガスタービンの世界的な供給不足により納期遅延が発生しており、開発業者はレシプロ(ピストン)エンジンや小型航空機転用型エンジンなどの代替調達を加速している。こうした機器は複合サイクル発電所よりも効率が悪く、排出量も多いため環境負荷が懸念されているほか、資金調達の不確実性や地域での建設一時停止措置などから、GEMは今後の建設規模はなお不透明とも指摘している。
Global Energy Monitor “U.S. gas power proposals tied to data centers nearly double in six months” (August 2026)
https://globalenergymonitor.org/research/us-gas-power-proposals-tied-data-centers-nearly-double-six-months