グーグル社の月面無人探査機コンテスト(賞金3,000万ドル)、勝者なく終了

商業月面無人探査機を競うコンペ「グーグル・ルナーXプライズ(Google Lunar X Prize: GLXP)」が、勝者が出ないまま正式に終了した。主催者であるXプライズ財団(X Prize Foundation)の創立者兼会長のピーター・ダイアマンディス氏(Peter Diamandis)は1月23日、「GLXPの決勝進出者5チームと数か月間にわたって協議した結果、期限である2018年3月31日までに無人探査機を月面着陸させる試みは実現できないという結論に達した」と述べた。続けて、「現在までに勝者が出ることを期待していたが、資金調達の難しさ、技術、規制面での試練から、3,000万ドルを受益する者はいない」と結んだ。GLXPは2007年に発表されたもので、商業宇宙探査機及び探査活動を促進することを狙いとし、民間資金で形成されたチームが無人探査機を月面着陸させ、約500メートル移動させて高解像度の写真と映像を地球へ送信するというプロジェクトであった。最初にこれを行うチームが2,000万ドルを、2位が500万ドルを、特別な達成を行ったチームに500万ドルが提供される計画であったが、期限は数回にわたって延期されていた。最後まで残ったチームは、フロリダ州を拠点とするムーン・エクスプレス(Moon Express)、日本のハクト、他にはイスラエルとインドと国際チームの合計5チームであった。

Space.com “Ex-Prize: Google’s $30 Million Moon Race Ends with No Winner” (1/26/18)