国立眼研究所、「網膜オルガノイド・コンペ」の受賞者を発表

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)傘下の国立眼研究所(National Eye Institute: NEI)は、今般行われた「3D網膜オルガノイド・チャレンジ(3-D Retina Organoid Challenge: 3-D ROC)」で、人の網膜の生体モデルを作り出す提案をしたメリーランド大学(University of Maryland)のエリン・ラビック氏(Erin Laivk, Sc.D.)主導のチームが勝者に選出され、9万ドルの賞金を得たと発表した。世界で2億8,500万人が視覚障害を患い、そのうち3,900万人が盲目者である。しかし、複雑かつ機能性の高い人間の網膜のレプリカとなる細胞モデルがないことから、網膜の疾病に関する理解と治療の研究は現在のところあまり進んでいない。2011年に日本人研究者がラボで胚性幹細胞を使った網膜細胞の作製を実証しており、今回のコンペの参加者は、より高度なモデルを開発するためのアイデアを競った。
National Institutes of Health “National Eye Institute awards prize for ‘Retina in a dish’ competition” (9/28/17)