「生命科学におけるデュアル・ユース研究を統治する政策は断片化されている」との報告

米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)は、「生命科学におけるデュアル・ユース研究の懸念:現在の問題と論争(Dual Use Research of Concern in the Life Sciences: Current Issues and Controversies)」と題する報告書を発表した。生命科学分野におけるデュアル・ユース研究(有害な形で利用される可能性がある研究)を統治する政策及び慣行を調査したもので、複数の問題点が特定されている。本報告書によると、米国は生物学的研究を安全に実施しているという確固たる記録はあるものの、生命科学の情報(バイオセキュリティの懸念を呈する可能性がある)の拡散を制御する政策及び規則は断片化しているという。報告書はまた、「多くの生命科学者がバイオセキュリティ問題についてほとんど認識していないことを示す兆候もあり、科学者への継続的な研修が重要である」と強調している。
National Academies “Policies Governing Dual-Use Research in the Life Sciences Are Fragmented; Most Scientists Have Little Awareness of Issues Related to Biosecurity” (9/14/17)