エネルギー省、科学者に「気候変動」への言及を削除するよう要請

エネルギー省(Department of Energy)から助成を受けている複数の研究者が、「エネルギー省傘下の国立研究所の高官から、プロジェクトの説明文から『気候変動』や『地球温暖化』への言及を削除するよう要請された」と述べている。ノースイースタン大学(Northeastern University)の生態学者、ジェニファー・ボーエン氏(Jennifer Bowen)は、「エネルギー省傘下のパシフィック・ノースウェスト国立研究所(Pacific Northwest National Laboratory: PNNL)の高官から、トランプ大統領の予算文言上の制約を満たすため、グラント申請書から気候変動への言及を消去するよう要請された」と自身のフェイスブックに書き、高官からの電子メールを投稿した。ボーエン氏のプロジェクトはPNNLの環境分子科学研究所(Environmental Molecular Sciences Laboratory: EMSL)と合同ゲノム研究所(Joint Genome Institute:エネルギー省傘下の国立研究所が管理)からグラントを受益したが、同じようにグラントを受益した別の生態学者も、エネルギー省の高官から「プロジェクト概要から気候変動への言及を削除するように」との要請を受けたことを明らかにしている。
Nature “US energy agency asked scientists to scrub references to climate change” (8/25/17)