政権、「メイキング週間」(6/12-18)の開催を発表

オバマ大統領は昨年6月18日、「ホワイトハウス・メーカーフェア(White House Maker Faire)」を初めて開催し、「あらゆる企業、大学、コミュニティ、国民が、製造に携わる人々を奨励する我々の取り組みに参加してほしい」と呼びかけていたが、大統領府は4月9日、メーカーフェアから1周年を迎えるにあたり、今年の6月12~18日に「メイキング週間(Week of Making)」を実施すると発表した。メイキング週間は、米国メーカーフェア(National Maker Faire)と同時に行われ、全国のメーカー(maker)や連邦機関の代表が参加する。大統領府は、学生がSTEM分野に触れる機会を拡大するために連邦政府や市長、教育機関、企業、非営利団体が行っている一連の取り組みを発表した他、個人や学校区、大学などが独自にできる取り組みを提案した。 White House “Announcing a Week of Making this June 12-18” (4/9/15)

エネルギー省、低インパクトの水力発電技術の発展に向けた研究開発に助成へ

エネルギー省(Department of Energyは4月9日、低インパクトで革新的な水力発電技術の研究開発に700万ドルを助成すると発表した。この助成は、環境への影響を最小限に抑え、発電システムのライフタイム費用を削減しつつ、水力発電の動力伝達装置及び構造的な基盤を進展させる一助となるものである。最近のエネルギー省から、米国には膨大な未開発水力発電の可能性があることが指摘されており、水力発電技術の進歩はこうしたクリーンな再生可能エネルギーの可能性を活かすものとなることが期待されている。 Department of Energy “Energy Department to Fund R&D to Advance Low-Impact Hydropower Technologies” (4/9/15)

エネルギー省、アルゴンヌ国立研究所における次世代スパコン開発に2億ドル投資

エネルギー省(Department of Energy)のリン・オア科学・エネルギー担当次官(Lynn Orr:Under Secretary for Science and Energy)は4月9日、「オークリッジ、アルゴンヌ、ローレンス・リバモアによるコラボレーション(Collaboration of Oak Ridge, Argonne, and Lawrence Livermore: CORAL)」イニシアチブの下、アルゴンヌリーダーシップ・コンピューティング施設(Argonne Leadership Computing Facility: ALCF)における次世代スパコン「オーロラ(Aurora)」開発に、2億ドルを投資すると発表した。本件は、CORALイニシアチブの一環として行われているスパコン投資の3回目かつ最後の投資となる。オーロラ・システム(2018年に作動開始予定)により、科学コミュニティは、マテリアル科学や生物学科学、輸送の効率性など様々な分野で利用できるようになる。さらにオア次官は、エネルギー省の科学局(Office of Science)と国立核安全保障局(National Nuclear Security Administration: NNSA)が進める高性能コンピューティング研究開発プログラム「デザインフォワード(DesignFoward)」に1,000万ドルを助成することも発表した。 Department of Energy “U.S. Department of Energy Awards $200 Million for Next- Generation Supercomputer at Argonne National Laboratory” (4/9/15)

DARPA、100年以上利用可能なソフトウェア・システムの開発を模索

現在はソフトウェア・システムが進化するのに伴い、ユーザーは定期的な更新とアップグレードを余儀なくされており、これは国家安全保障において少なからず懸念材料となっている。このため、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency:DARPA)は4月8日、ソフトウェア・システム及びデータが100年以上稼働し続けるために必要なコンピュータ及びアルゴリズムの必須要件について調査を行うという野心的な研究プロジェクトを開始すると発表した。本プロジェクトは「ソフトウェア・システムに順応するリソースの構築(Building Resource Adaptive Software Systems: BRSS)」と呼称され、4年をかけて行われる。 Defense Advanced Research Project Agency “DARPA Seeks to Create Software Systems That Could Last 100 Years” (4/8/15)

エネルギー省、水素貯蔵システムの進展に460万ドルを助成

エネルギー省(Department of Energy)は4月8日、先端水素貯蔵マテリアルの開発を目的として、4件のプロジェクトに最高460万ドルを助成すると発表した。これらのマテリアルには、自動車走行距離の拡大の可能性や、燃料電池システムがその他の形式やサイズの車に対して競争力を持つ一助となる可能性がある。受益するのは、エイムズ研究所(Ames Laboratory、最高120万ドル)、カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology、同100万ドル)、テキサス農工大学(Texas A&M University、同120万ドル)、ミシガン大学(University of Michigan、同120万ドル)の4機関である。 Department of Energy “Energy Department Awards $4.6 Million to Advance Hydrogen Storage Systems” (4/8/15)

SBA、2年目となる「成長アクセラレーター基金」コンペを実施

中小企業庁(Small Business Administration: SBA)のマリア・コントレーラス-スウィート長官(Maria Contreras-Sweet)は4月1日、「アクセラレーター成長基金(Accelerator Growth Fund)」コンペを実施すると発表した。初めて行われた昨年のコンペの成功を受けて、今年も実施されることが決まった。地域のアクセラレーターやその他の起業エコシステム・モデル(インキュベーター、共同スタートアップ・コミュニティなど)が5万ドルの賞金(総額400万ドル)を目指して競う。アクセラレーターは、物理的なインフラやメンター制度、事業計画支援、ネットワーキング、ベンチャー資金獲得の機会など、潜在的なスタートアップに貴重なリソースを提供する。 Small Business Administration “SBA Launches 2nd Growth Accelerator Fund Competition to Award $4 Million for Small Business Startups” (4/1/15)

IARPA、化学物質を包括的に検知する機器の開発を模索

諜報高等研究計画局(Intelligence Advanced Research Projects Agency: IARPA)は先週、「赤外線の吸収及び反射を測定する孤立した発光器(Standoff Illuminator for Measuring Absorbance and Reflectance Infrared Light Signatures: SILMARILS )」プロジェクトの募集を発表した。SILMARILSは、神話物語集『シルマリルの物語(The Silmarillion)』に登場する大宝玉から作られた造語で、約100フィート先にある化学物質の痕跡を検知、発見する機器である。SILMARILSプログラムが模索している化学物質の対象には、爆発性の物質、化学兵器及び毒性・有害物質、薬物が挙げられている(ただしこれらに限定するものではない)。今回の募集で求められている業務の一部を実施できる機器は数多く存在しているが、SILMARILSプログラムが求める全ての業務を行える単一の機器はまだ存在していない。 Popular Science “IARPA Wants A Magical All-In-One Chemical Detection Tool” (4/7/15)

EPA、NASA、NOAA、USGSが共同で有害な藻類ブルームを検知する早期警告システムを開発へ

環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)は4月7日、歴史的及び現行の衛星データを使い、有害な藻類ブルームを検知する早期警告指標システムを開発中であると発表した。EPAは、航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration: NASA)、国立海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration:NOAA)、米国地質調査所(U.S. Geological Survey: USGS)の3つの提携機関から入手するシアノバクテリア藻類ブルームに関する衛星データを使い、水質の変化を水質管理担当者へ通知するモバイル・アプリを開発する。シアノバクテリアと呼ばれる藻類ブルームは有害で、野生生物や家畜を死に至らしめたり、人体に病気をもたらしたりする。 Environmental Protection Agency “EPA, NASA, NOAA and USGS Creating Early Warning System to Detect Harmful Algal Blooms” (4/7/15)

ダンカン教育長官、デベロッパー向けに初となるガイドを発表

教育省(Department of Education)のアーン・ダンカン長官(Arne Duncan)は4月7日、教育技術局(Office of Educational Technology :OET)が「教育技術デベロッパーのためのガイド:デベロッパー、スタートアップ、アントレプレナーのための入門書(Ed Tech Developer’s Guide: A Primer for Developers, Startups and Entrepreneurs)」を公表したと発表した。本ガイドは、教育省がデベロッパー向けに作成した初のガイド(無料)であり、教育のエコシステムにおいて鍵となる質問に対処すると共に、学習用のデジタルツールやアプリを開発する必要性や機会についてまとめたものである。 Department of Education “Secretary Duncan Announces Education Department’s First-Ever Guide for Ed Tech Developers” (4/7/15)

2013年、600万人の大学卒業生が科学・工学分野で就職

米国科学財団(National Science Foundation: NSF)が発表した「米国における大学卒業生と科学・工学分野の労働力の特性(Characteristics of the College-Educated Population and the Science and Engineering Workforce in the United States)」によれば、米国における大学卒業生の数は1993年から2013年の間にほぼ倍増となっており、科学及び工学(S&E)分野の学位を取得した卒業生数の伸びは、その他の分野の学位を取得した卒業生数のそれを上回っている。2013年には卒業生の27%がS&E分野で学位を取得し、約10人に一人がS&E分野の職種に就いている。更に、S&E分野の学位取得者の給与は、その他の分野の学位取得者よりも大幅に高い。また、2013年にS&E分野に就職した卒業生数は600万人であるが、卒業生の1,800万人が「自分の仕事はS&E分野で少なくとも一つ以上の学士号取得が求められている」と報告している。 National Science Foundation “Six million graduates employed in science and engineering in 2013” (4/7/15)