現在、住居やビル、インフラの建設に使われている構造材料は生産と輸送の費用が高く、年月や損傷によって劣化し、周囲の変化に対応する能力が限定的である。一方、骨や皮膚、樹皮、サンゴなどの「生きた生物材料」には周囲の環境の変化に対応する能力など、非生物系材料にはない優位性があるが、これらの生物系材料を建設に便利な形でサイズや形態を容易に変更する技術はまだ開発されていない。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、「生物系材料の工学(Engineered Living Materials: ELM)」プログラムを開始する。DARPAは、本プログラムを通じて、プログラムが可能で自己修復能力を持つ、生きた建築材料を作るための設計ツールと手法の開発を模索する。
Defense Advanced Research Project Agency “Living Structural Materials Could Open New Horizons for Engineers and Architects” (8/5/16)