DARPA「仲間か敵か」プロジェクト:細菌が無害か病原体かを早急に区別する

無数に存在する細菌には良い作用を持つものもあれば、致死的な作用を持つものもある。米軍兵士は世界各地に派遣され、新種の細菌株に接触する可能性があり、国防総省(Department of Defense)にとって、無害な細菌と毒性の細菌を区別することは重要である。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)の生物技術局(Biological Technologies Office)は、「仲間か敵か(Friend or Foe)」プロジェクトを開始する。本プロジェクトは、馴染みのない細菌を早急にスクリーニングし、その病原性を確立するための携行型プラットフォーム技術の開発に取り組む。こうしたプラットフォーム技術の開発には、数多くの工学的課題を克服することが必要であり、それには、①細菌を殺すことなく複雑な環境から取り出し隔離する技術、②テストを行うのに十分な時間、細菌を疑似的なホスト環境に維持しなくてはいけない、③細菌の病原性を判断するために物理的及び化学的に厳しい試験をしなくてはならない、が含まれる。

Defense Advanced Research Project Agency “Playing 20 Questions with Bacteria to Distinguish Harmless Organisms from Pathogens” (2/7/18)