DARPA、脅威にさらされた身体の歴史を読み解くECHOプログラムを開始

国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、「エピジェネティック特性化及び観測(Epigenetic Characterization and Observation: ECHO)」プログラムを開始する。現地で利用可能な携行型プラットフォーム技術の開発を狙いとしたもので、 ある人物のエピゲノムを迅速に読み解き、その人物がそれまでの人生において、大量破壊兵器(weapons of mass destruction: WMD)の関連マテリアルにさらされたことがあるかを示唆するシグネチャー(目印)を特定する技術の開発を目指す。エピゲノムとは、生体の記録管理情報で、DNAは一生変わることはないが、後天的な環境要因によって遺伝子発現を変更するマークがDNAに残る。こうした変更が記録されるのは数秒から数分で、そのエピゲノムは数十年にわたって残る。ECHOプログラムは4年にわたって行われ、研究者は、①脅威マテリアルにさらされることによって作られるエピジェネティック・シグネチャーの特定及び判読、②脅威マテリアルへの暴露の種類と時間を明らかにする高度かつ明確な犯罪科学・診断分析技術の創出、という2つの主要課題に取り組む。

Defense Advanced Research Project Agency “Reading the Body’s History of Threat Exposure” (2/1/18)