RANDは1月30日、人工知能 (AI)安全保障に関してカールソン・エルムグレン氏(Karson Elmgren)による論説を掲載した。その中で、AIの安全性に関する科学技術を推進する、米AI安全研究所(AI Safety Institute: AISI)について、AIの安全性に関するベストプラクティスを国際的に普及させるためのグローバルネットワークの構築を目指していると指摘したうえで、同機構を通じた中国との協力関係の構築の重要性に言及した。冷戦時代におけるロシアとの核兵器管理技術の共有の事例を挙げ、中国の専門家とAI安全保障に関する対話を促進することが、米国自身の安全性確保につながると説明している。一方で、技術の共有は様々なリスクを伴うため、リスク管理やインシデント報告といった非技術的なテーマに焦点を当てることの重要性を説いた。また、中国のAIの安全性に関する知見を学ぶことは、米国の同技術への政策形成にも役立つと強調している。