2017年のVC投資、ユニコーン投資増額を受けて過去最高の840億ドルに

ピッチブック社(PitchBook)と全米ベンチャーキャピタル協会(National Venture Capital Association: NVCA)が発表したベンチャー・モニター(Venture Monitor)によれば、米国のベンチャー・キャピタル(VC)投資業界は2017年に、8,076件の取引で8,035社に合計840億ドルを投資したという。これは、2000年代初頭以来、最大の年間VC投資額である。VC業界は過去数年間に進化し、VCの支援を受けた企業がより長期にわたって株式非公開企業として存続し、より大きな規模の取引が行われるようになっている。このため、2017年の取引件数自体は、2012年以来の最低となっている一方、取引規模の中央・平均値は過去10年間の最高水準に達した。こうしたトレンドの要因は、ユニコーン企業(VCの支援を受けた、企業価値が10億ドル以上の企業)への投資で、同投資は過去最高の192億ドルに達した。同様に、VCの支援を受けた企業のエグジット件数は2017年に3年連続の減少となったものの、13件のユニコーン企業がエグジットしたことを受け、エグジットの価値はほぼ横ばいであった。

National Venture Capital Association “Record Unicorn Financings Drove 2017 Total Venture Capital Investments to $84 Billion, the Largest Amount Since Dot-Com Era” (1/9/2018)