英国、カナダ、フランス、さらに最近ではドイツといった国々が、外国からの研究者誘致を積極的に行っている。英国は、外国人研究者を対象に英国内での研究活動(数か月~10年)に資金を提供するルーサーフォード基金(Rutherford Fund)に1億ポンド(約1億3,000万ドル)を拠出する。カナダは建国150周年を記念し、国内の大学で150件の研究委員長のポジションを担う15~35名の海外研究者を誘致することを目的に1億1,760万カナダドルの予算を計上した。学問の対象は、自然科学、工学、医療科学、社会科学、人道と幅広い。一方、フランスは、官民共同で6,000万ドル(約4,800万ドル)を拠出し、海外の気候科学者のリクルートに取り組む。ドイツは最近、フランスのイニシアチブに参加すると表明した(詳細は間もなく発表される予定)。こうした動きにジョージ・ワシントン大学(George Washington University)で科学・技術・国際問題の研究教授を務めるアル・タイク氏(Al Teigh)は、「これらの国々は、現在、米国の研究拠点としての魅力は低下しつつあると考え、これを機会ととらえて有利に活用しようとしている」とみている。
Inside Higher ED “Ready to Go Expat?” (7/26/17)