先端製造、不振から回復し始める

CBインサイツ社(CB Insights)の発表によれば、先端製造分野は、2016年に30億ドル以上の資金を獲得するまでに成熟した。製造コストの削減は戦略的価値が大きいことから、この分野で最も積極的なプレイヤーの一部に企業のベンチャー部門(GE社など)がいることは驚きではない。取引件数は2016年に過去最高の126件に増加したが、2017年の取引ペースを見ると、記録が2017年に更新される見通しは低い。現行ペースの場合、取引件数は29%減少する見通しである。2016年にベンチャー投資金額が急増した要因は、ソフトウェアのユニコーン企業であるインフォア社(Infor)に行われた25億ドルのプライベート・エクイティ投資である。これまでの所、2017年の最大取引案件には、商業用3Dプリンターのデスクトップ・メタル社(Desktop Metal。最近のシリーズDラウンドで1億1,500万ドルを調達)、中国に拠点を置く人工知能及びクラウド・コンピューティングのクラウドマインズ社(CloudMinds。シリーズAメガラウンドで1億ドルを調達)などがある。取引件数の全体的な減少傾向は、四半期別に見るとより顕著で、2016年第4四半期には金額で急増したものの、取引件数は前期比49%減となった。2017年第1四半期にはやや回復したが、依然として低迷している。
CB Insights “Advanced Manufacturing Begins To Recover From Slump” (7/19/17)