米国物理協会(American Institute of Physics: AIP)は9月29日、エネルギー省(Department of Energy)が、使用済み核燃料を管理する「核ライフサイクル・イノベーション・キャンパス(Nuclear Lifecycle Innovation Campuses: NLIC)」新設に向けた法改正を議会に要望したと伝えた。国内唯一の核廃棄物処分場であるネバダ州ユッカマウンテンでの使用済み核燃料の長期保管に関して、地元が強く反対しており、暫定的な保管が続いていることから、この代替施設建設の必要性があるとしている。同省は受け入れに同意した州への中間貯蔵や再処理、最終処分を統合した新施設建設により、510億ドルの民間投資誘致や2万5,000人の雇用創出につなげる計画で、26州が同省の誘致要請に応じている。うちアイダホ州やルイジアナ州、オクラホマ州、テネシー州、ユタ州、ウェストバージニア州は拘束力のない覚書(MOU)に署名したが、同省は再処理によるプルトニウムとウラン回収も、再処理後残った放射性物質の永久処分場所となる可能性についても触れている。
AIP “DOE Floats Nuclear Waste Consolidation Plan Amid Staffing, Oversight Concerns” (09/29/26)
https://www.aip.org/fyi/doe-floats-nuclear-waste-consolidation-plan-amid-staffing-oversight-concerns