設立から6年のカリフォルニア州再生医療研究所、更なる時間と資金を必要とする

2004年の州民投票で設立が決まったカリフォルニア州再生医療研究所(California Institute for Regenerative Medicine:CIRM)は、設立から6年が経つ現在も、様々な問題に直面している。これまでにCIRMの資金提供を受けて行われた研究より、数多くの科学論文が出版されているものの、難病の治療法確立に関しては際立った成果を挙げていない。さらに、CIRMの社長が州知事の2倍以上の給与を得ている点や、CIRMがこれまでに決定した助成金11億ドルのうち約10億ドルがCIRMの理事が所属する大学や組織に提供されている点も批判の対象となっている。また、CIRMのボブ・クライン会長(Bob Klein)は、CIRMの活動を維持していくために2014年の住民投票でさらに30億ドルの州債発行を求める計画を明らかにしている。
Los Angeles Times “State’s stem cell agency seeks more time, money” (11/22/10)