NEXTGOV/FCWは8月24日、財務省(Department of the Treasury)が量子コンピューターによる暗号解読の脅威から金融機関を保護するため、官民合同の「量子対応タスクフォース(Quantum-Readiness Task Force)」を設立したと報じた。同省と主要7カ国(G7)が共同議長を務めるG7サイバー専門家グループのロードマップに基づく取り組みで、莫大な資金や機密データを保有する経済全体に波及する決済システムを運営する金融機関をハッカー脅威から保護するために、政府関係者や金融機関、IT事業者が連携する。将来の量子暗号解読に耐え得る「耐量子計算機暗号(Post-Quantum Cryptography: PQC)」への移行推進のほか、事前に暗号化データを収集し、将来、暗号解読技術が確立された時点で攻撃を計画するハッカー手法を踏まえ、暗号資産や外部ITベンダーに潜むリスク評価も進める。さらにセキュリティ基準や脅威変化に応じて暗号化方式を置き換える技術も開発するとし、将来向け対策ではなく現代におけるリスク管理策として対応する方針を示している。
NEXTGOV/FCW “Treasury launches task force to prepare financial sector for quantum cyber threats” (08/24/26)
https://www.nextgov.com/cybersecurity/2026/08/treasury-launches-task-force-prepare-financial-sector-quantum-cyber-threats/415601/?oref=ng-homepage-river