電力は米国本土48州の間で定期的に流れており、米国の電力生産の約10%が州外へ取引されている。エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)の発表によれば、25州で電力生産が消費を上回っており、余剰電力は州外へ送電されている。2023年に、米国本土内で他州から電力を最も調達したのはバージニア州で、州間正味電力受領量は5,010万メガワット(MWh)となっており、これは同州全体の電力供給の36%に当たる。一方、他州に電力を最も送電したのはペンシルバニア州で、8,340万MWhまたは同州内の電力生産の26%が州外へ送電された。一般的に、州政府は電力システムの運用に関与しておらず、特定の時にどの発電機を稼働させるかといった選択はしない。バランシング・オーソリティ(balancing authorities)と呼ばれる電力システム(複数の州にまたがっていることが多い)が、需要に対応するべく、資源を分配し、発電と需要と相互交換のスケジュールを維持する責務を負う。