トランプ大統領、ブロードコム社によるクワルコム社買収取引を阻止

トランプ大統領は3月12日、シンガポールのブロードコム社(Broadcom)による米チップ・メーカー、クワルコム社(Qualcomm)の買収計画(1,170億ドル)を阻止する大統領命令を発布した。大統領は、大統領命令の中で、「ブロードコム社がクアルコム社の支配権を獲得した場合、米国の国家安全保障を損なう恐れにつながる可能性があると考えられる、信頼に足る証拠がある」と述べた。大統領の今回の判断は、米国企業を外国企業の競争から守るためにあらゆる手段を行使するトランプ政権の意思を強調する。その懸念の対象の中心にあるのは中国である。「国家安全保障の脅威」は、先週大統領が発表した輸入鉄鋼・アルミニウムへの追加関税でも指摘された。今回、ブロードコム社によるクワルコム社買収取引を審査していた対米外国投資委員会(Committee on Foreign Investments in the United States: CFIUS)は、「取引内容を審査している間、ブロードコム社による買収取引を停止させる」と発表していた。

New York Times “Trump Blocks Broadcom’s Bid for Qualcomm” (3/12/18)