米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)は、「合成生物学時代におけるバイオ防衛(Biodefense in the Age of Synthetic Biology)」と題する報告書を発表した。報告書によれば、合成生物学によって、新兵器が作成される可能性は高まっており(既存のバクテリアやウィルスの有害性強化も含む)、さらにその有機体を工学するのに必要な時間は短縮されているという。合成生物学の悪質な利用の一部は現時点では現実的ではないが、将来の技術の進展と共にその可能性は高まる。報告書はまた、生物及び化学防衛の伝統的な手法の多くが、合成生物学によって生まれる脅威への対応として適切であるものの、この分野は新たな課題も呈していると強調している。この報告書は、国防総省から、合成生物学の進展に関連する安全保障上の懸念の評価枠組みを開発するよう要請を受けて作成された。