カリフォルニア大学(University of California)は6月19日、特許商標局(U.S. Patent & Trademark Office: USPTO)が、CRISPR-Cas9遺伝子編集の使用(特に人間の治療薬開発と食品安全保障の強化に有益な形式)について特許を認めたと発表した。同大学バークレー校のジェニファー・ダウドナ氏(Jennfer Doudna)と現在マックス・プランク感染生物学研究所(Max Planck Institute for Infection Biology、ドイツ)の所長であるエマニュエル・シャルパンティエ氏(Emmanuelle Charpentier)が率いるチームは2012年6月、CRISPR-Cas9によってバクテリアや動植物のDNAを正確に改変する方法をまとめた最初の論文をサイエンス誌(Science)に出版した。細胞の遺伝子編集におけるCRISPR-Cas9 の利用については、欧州特許局(European Patent Office)、英国、中国、日本、オーストラリアなど、多くの国で特許が付与されている。今回、付与された広範な米国特許の中身には、遺伝子の修正あるいは遺伝子発現の修正を行うために、全ての動植物の細胞内外に容易に使用できるよう改変されたCRISPR-Cas9組成物の使用が含まれる。