世界的な経済不況を受けて各国の企業が研究開発(R&D)予算を削減している中、中国は集中的にイノベーションへの投資を増やし、特許や商標を多数取得していると世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization:WIPO)が発表した。これによると、2008年と2009年にかけて米国の特許申請数は伸び悩み、また、欧州(特にドイツ、英国、フランス)と日本については、2009年は前年比でそれぞれ7.9%と10.8%減少している。一方、中国の特許申請数は2008年18.2%、2009年に8.5%上昇した。2009年の商標申請も米国、ドイツ、日本でそれぞれ11.7%、7.7%、7.2%減少している中、中国は20.8%増加したという。WIPO事務局長は、「中国は製品に付加価値を付ける戦略を実践し、国内産のイノベーションを基にした技術や製品をどんどん輸出しており、中国の特許申請は記録を更新する勢いだ」と述べている。
Reuters “While world slashed R&D in crisis, China innovated” (09/15/10)