「センチネル」大陸間弾道ミサイルへの移行が直面する重要リスクと機会 GAO報告
空軍(Air Force)は、米国の戦略的核抑止力の一環として、50年前に配備されたミニットマンIII(Minuteman III)大陸間弾道ミサイル(intercontinental ballistic missile)システムを、新型で改良版のセンチネル(Sentinel)システムへ移行する計画を進めているが、その開発は、予定よりも大幅に遅れ、想定以上に高費用となっている。空軍は2024年に、センチネルプログラムは、費用増加に関する法定基準を超過したと議会に通知し、これにより法律で義務付けられた見直しプロセスが開始された。あわせて、主要な防衛調達プログラムの製造・導入に先立ってシステム開発及び実証へと進むことを認める「マイルストーンB承認(Milestone B approval)」が取り消された。空軍は現在、費用問題の改善を目指し、プログラムの再編に取り組んでおり、本プログラムの最低費用を1,410億ドルとしているが、実際の費用は不明である。本件について報じた政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は、「空軍が新たにマイルストーンB承認を取得する過程は、法定基準の超過をもたらしたプログラムの欠点を是正する機会ともなる」と指摘する。 Government Accountability Office “National Security Snapshot: Intercontinental Ballistic Missile Modernization Faces Critical Risks and Opportunities” (02/18/26) https://www.gao.gov/products/gao-26-108755