議会は政権による大学向け研究資金の削減を阻止可能 控訴裁判決
トランプ政権は、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)に、大学向け研究資金の間接費を大幅に削減し、一律15%に削減する考えを示してきたが、これに対し、多くの州政府、大学、医学校が、この政策変更を阻止すべく、即座に提訴していた。地方裁判所が恒久的差止命令を出して間接費政策の変更を阻止した後、政府は控訴したが、控訴裁は1月5日に控訴を却下した。トランプ政権が1期目において、同じような政策変更を模索した際、議会がこれを阻止する法律を成立させていたためである。このため、現時点では、間接費に関する政策は、連邦最高裁判所が介入しない限り変更されないことになる。全体として控訴裁の判断は研究大学にとって勝利であり、これらの資金が削減される可能性は極めて低いようである。 ARS Technica “Appeals court agrees that Congress blocked cuts to research costs” (1/6/26) https://arstechnica.com/science/2026/01/appeals-court-upholds-block-on-one-of-trumps-cuts-to-research-funds/