サイエンス誌(Science)は4月24日、米国科学財団(National Science Foundation: NSF)のセトゥラマン・パンチャナタン長官(Sethuraman Panchanathan)が任期を16か月残して辞任すると報じた。2020年から同財団を率いてきた同長官の辞任の背景に、2026年度予算の55%削減と、職員半数の解雇を求める大統領府からの要請があるとみられる。また、これまでにも、政府効率化省(Department of Government Efficiency:DOGE)から同長官への指示により、既存の助成金10億ドル以上が打ち切られ、新規助成も停止されていた。この過酷な削減について同長官は辞表の中で「NSFは常に効率的な機関であったが、それでもなお科学コミュニティへの貢献強化に向け、他の効率化の可能性を特定し、予算を削減するという課題に取り組んだ」と間接的に言及した。同長官の後任についてはまだ発表されていない。
Science “Exclusive: NSF director to resign amid grant terminations, job cuts, and controversy” (04/24/25)
https://www.science.org/content/article/nsf-director-resign-amid-grant-terminations-job-cuts-and-controversy