NSF助成、トランプ政権下で半減

サイエンス誌(Science)は3月31日、米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の新規研究助成金交付が、トランプ大統領の就任以降、前年同期比で半減したと報じた。NSFの公開データベースによる独自分析によると、2025年1月から3月までの新規助成金件数は919件で、前年同期の1,707件から大幅に減少しており、金額ベースでも3億1,200万ドルと、前年の7億6,100万ドルから急減した。特に教育部門では、助成件数が120件から12件に激減し、工学部門も351件から63件へと落ち込んだ。セスラマン・パンチャナサンNSF長官(Sethuraman Panchanathan)は「科学事業の推進は継続している」と主張しているものの、このボトルネックの原因について、助成審査の最終段階で停滞が生じている可能性が指摘されている。プロセスは通常、科学者が提案書を提出後ピアレビューが行われ、高評価を得た場合にプログラム担当者が資金提供を推奨し、部門長による承認を経て、予算・財務部門に送られる仕組みとなっている。

Science “NSF has awarded almost 50% fewer grants since Trump took office” (03/31/25)
https://www.science.org/content/article/nsf-has-awarded-almost-50-fewer-grants-trump-took-office