国立科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics:NCSES)は7月15日、企業経営者の年齢が若いほど製品イノベーション率が高いという調査結果を発表した。NCSESと国勢調査局(Census Bureau)が共同で実施した年次企業調査(Annual Business Survey:ABS)の2021年版(2020年データ)に基づき、従業員を雇用する営利企業約490万社のうち30万社を対象とした調査によると、25歳未満の経営者が過半数を占める企業では15%が新製品を導入したのに対し、65歳以上では6.6%にとどまったという。学歴別では、高卒経営者の企業が5.3%と最も低く、修士号保有者が13.3%、博士号保有者が14.2%となった。特に理工系学位保有者が経営する企業は、情報産業部門で34.7%と非理工系(19.7%)を大きく上回った。一方、過去の起業経験の有無ではどの産業部門でも有意な差はなく、35歳未満の世代は労働人口の35%を占めるも、企業経営者としては5%にとどまり、55歳以上が経営者の過半数を占めるという結果となった。
NCSES “Relationships Between Business Owner Age, Education, and Experience and Product Innovation” (07/15/25)
https://ncses.nsf.gov/pubs/nsf25342