国立科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics:NCSES)は7月15日、企業の製品イノベーション率が経営者の性別、人種・民族、出生地などの属性により異なることを明らかにした。2020年の年次企業調査(Annual Business Survey:ABS)によると、従業員を持つ営利企業490万社のうち9%が2018~20年に製品イノベーションを導入し、うち女性が会社株式の過半数を所有する企業のイノベーション率は9.7%で、男性所有企業の8.9%を上回った。産業別では、女性所有企業は小売業と医療・社会支援分野で男性所有企業よりも高く、情報産業と専門・科学・技術サービス分野では男性所有企業が上回った。また、マイノリティ(人種・民族的少数派)所有企業は10.8%と、非マイノリティ所有企業の8.5%を大きく上回り、外国生まれの経営者が過半数を占める企業も10.5%と、米国生まれの経営者による企業の8.4%より高い数値を示した。NCSESは調査結果には複数の要素が関与しているとし、さらなる研究の必要性を強調している。
NCSES “Relationship Between Product Innovation and Business Owner Demographics Varies by Industry” (07/15/25)
https://ncses.nsf.gov/pubs/nsf25343