GAO、NIHへ外部研究助成金の監視強化を求める

政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は5月29日、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)が約350億ドルの外部生物医学研究助成金を管理する過程で、進捗報告書の提出遅延に対して一貫した対応がなされておらず、未使用資金の追跡・管理も不十分であると報告した。同研究所は2023年度に約6万5,000件の研究助成を行い、助成受領者の財務および進捗報告を監督しているが、約1,000件の報告が提出期限から1年以上遅れていることに加え、これら助成に対する正式な対応が一貫して実施されていない。さらに、多額の未使用資金が発生しているにもかかわらず、これを一元管理・追跡する仕組みがなく、資金の有効活用が妨げられているという。GAOは、遅延報告の要因調査と対応策の策定、未使用資金の管理のための情報提供資源の整備、および未使用資金の追跡を同研究所に義務付けることを勧告した。NIHは、これらの提言に賛同しているという。

GAO “National Institutes of Health: Monitoring of External Research Can Be Improved” (05/29/25)
https://www.gao.gov/products/gao-25-107362