現在、様々なソフトウェアがほぼ全ての国防総省(Department of Defense)、軍事、商業活動を支えているが、こうした多様な技術基盤を確実にするには、高度な技能を持つハッカーと膨大な訓練を必要とする一連のツール及び技法が必要である。こうした取り組みは効果的である一方、かなりの部分が手作業であり、脆弱性を見つけるために膨大な時間の努力が求められる。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)の情報イノベーション局(Information Innovation Office: I2O)は4月18日、「コンピュータと人間によるソフトウェア・セキュリティ探索(Computers and Humans Exploring Software Security: CHESS)」プログラムを発表した。CHESSプログラムの狙いは、人間とコンピュータが協調的にソフトウェアのアーティファクト(不自然な結果)を推論できるようにし、継続的に増大化及び複雑化するソフトウェアのエコシステムに適したスピードとスケールでゼロデイ脆弱性を発見、対応する能力を開発することである。手作業かつ人間主導型のプロセスからコンピュータと人間による先端の協力ベースへ移行することで、より広範な技術系(あるいは非技術系)専門家が脅威の検知と修復を援助できる機会につながる。