厚生省(Department of Health and Human Services: HHS)傘下の医療高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency for Health:ARPA-H)は12月11日、血液がん(白血病や多発性骨髄腫など)の新規治療法に取り組むプロジェクトへの資金提供を発表した。「血液悪性腫瘍のためのソロダイナミック治療(Sonodynamic Therapy for Hematologic Malignancies)」と題するプロジェクトで、最小限の侵襲または非侵襲的な超音波治療によって癌細胞を破壊することができる化合物を活性化させる方法の開発を目指す。白血病に対する放射線治療、化学療法は、深刻な副作用をもたらす可能性があり、癌細胞を逃してしまうと再発の可能性が残る。有望な代替措置として光ベースの治療があり、この手法は血液癌の治療方法として承認されているものの、カテーテルを使用し、血液の外部治療や体内への輸血が必要である。超音波ベースの手法(ソロダイナミック)を使用することで、血液癌の治療の複雑さと費用を低減させ、患者の安全と快適さを高めることができる。ARPA-Hは今般、この治療法の開発に取り組むソナラセンス社(SonALAsense)に最大4,600万ドルの資金を提供することを発表した。