AI覇権維持へ電力確保が急務 CSIS提言

戦略・国際問題研究所(Center for Strategic & International Studies: CSIS)は3月3日、AI技術における世界的リーダーシップを維持するには、大規模データセンター向けの電力確保が最重要課題であるとする報告書を発表した。報告書によると、国内の新規データセンター需要として80ギガワット(GW)以上が必要となり、年間400テラワット(TWh)時以上の電力を消費する見通しであるという。これは現在のカリフォルニア州の消費量(約240テラワット時)を上回るとされ、国の総電力需要は年間2%増加する見込みで、データセンターの設備投資額も2.3兆ドルに達するとも予測している。これに対し、原子力発電所の新設促進や送電網の整備、半導体製造の国内回帰などを含む包括的な政策提言を行っている。中国やフランス、日本、UAEなどの競合国も、AIインフラ整備を加速させており、米国の優位性維持には迅速な対応が不可欠と提言している。

CSIS “Securing Full Stack U.S. Leadership in AI” (03/04/25)
https://www.csis.org/analysis/securing-full-stack-us-leadership-ai