マイクロエレクトロニクス業界では、システム性能増大を可能とする手段として、並列処理(parallelism)への期待が高まっているが、ノード間のデータ移動が原因となり、並列処理による性能向上は限定された状況となっている。このため、データ移動に、電気的要素ではなく光学的要素を取り入れることで、エネルギー消費を大幅に削減すると同時に、データキャパシティーの増大、および、大規模な並列処理を達成できる可能性に期待が高まっている。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、「超スケーラビリティのためのフォトニクス・パッケージ(Photonics in the Package for Extreme Scalability: PIPES)」プログラムを開始する。同プログラムは、チップ・レベルで光学信号を利用することでマルチ・チップ・モジュールの性能を向上させることを狙いとしている。
Defense Advanced Research Project Agency “Bringing Photonic Signaling to Digital Microelectronics” (11/1/2018)