BWリサーチ社(BW Research)が環境アドボカシー団体の「環境アントレプレナー(Environmental Entrepreneurs)」のために作成した新たな分析によれば、東海岸州で1つの新しいオフショア風力ファームが建設・運用されると、少なくとも6億ドルの経済効果がもたらされるという。報告書の対象となっている5州(ニューヨーク、ニュージャージー、バージニア、ノースカロライナ、サウスカロライナ)合計では、新たなオフショア風力ファームの建設により全体で36億ドルの経済効果がもたらされると試算している。米国のオフショア風力開発は、欧州諸国に比べて大幅に遅れており、最近では中国にも遅れている。米国で唯一の商業オフショア風力プロジェクトは30メガワットのブロック・アイランド風力ファーム(Block Island Wind Farm)で、2016年に稼働し始めた。2000年代初頭にマサチューセッツ州の海岸沖に計画されていたケープ風力プロジェクト(Cape Wind project)は、十年半に及ぶ法廷闘争の結果、消滅した。しかし、エネルギー省(Department of Energy)によれば、米国のオフショア風力プロジェクトのパイプラインはようやくほぼ埋まったようで、現在は13州で2万5,464メガワットのオフショア風力プロジェクトが計画されている。