グラクソ・スミス・クライン社(GlaxoSmithKline:GSK)は、新薬研究開発のために、数百万人の遺伝情報を本人の許可を得て利用することを目的として、個人の遺伝子試験を提供する23・アンド・ミー社(23andMe)との間で4年間の独占協力契約を締結した。GSK社は、23・アンド・ミー社が保有する500万人以上の遺伝子データが、GSK社による新薬標的の発見や臨床試験の促進に繋がる可能性があるとしている。23・アンド・ミー社の顧客の80%以上は、研究目的で後日連絡を受けることに同意している。両社による最初の共同プロジェクトは、パーキンソン病患者の1~2%に突然変異が発現するたんぱく質「LRRK2」の小分子阻害剤の試験で、23・アンド・ミー社は、LRRK2突然変異が発現したパーキンソン病患者約250人と、LRRK2突然変異はあるもののパーキンソン病患者ではない顧客約3,000人を既に特定している。また、GSK社は23・アンド・ミー社に3億ドルを投資することを発表している。
Chemical & Engineering News “GSK, 23andMe to apply personal genetics to drug discovery” (7/26/18)